大切な物をカッコ良く飾る!古材ディスプレイボックスを製作【大阪で古材リフォーム】
2021/02/19
大切な物をカッコ良く飾る!古材ディスプレイボックスを製作【大阪で古材リフォーム】
暖かく感じる日が少しづつ増えてきましたね。新型コロナのワクチン接種も始まり、そろそろ明るいニュースも増えてくるのかな?と
期待を寄せる今日この頃です。今回はフェンスウッドを使った展示用ディスプレイボックスのご紹介です。
趣味で長年収集してきた大切なコレクションや自分の歴史を物語る逸品など、誰しも掛け替えのないものを持っていたりします。
手元にあるそういった自慢の宝物を、古材で製作したディスプレイボックスでカッコ良く飾ってみませんか?
今回は古材の中でもフェンスウッド(北米地域で雪除けフェンスとして使われていた輸入古材)を使って製作しました。
フェンスウッドは古材の中でもサイズが整った定尺古材なので、ワイルドながら主張し過ぎず、展示する主役をしっかり
と引き立ててくれるので、オススメの素材です。
まずは日光に曝されてグレーに風化したフェンスウッドを、サンディングでグレーカラーを飛ばしてブラウン系の色味に。
浮き出た木目のテクスチャーは残す加工で、カッコ良さが目を惹きます。
表情出しが出来たらそれぞれ必要サイズにカットして、部材を揃えていきます。
完成した際に展示品の背景となる面は、背板固定の縦貼りで主張し過ぎない整然とした表情にします。
点在する節もアクセントになって、とてもいい表情ですね。これだけでも愛着が湧いてきそうですw
ディスプレイボックスの四方を囲む枠には、最終的にアクリル板のカバーを取り付ける為、アクリル板の収まりが良いように
トリマーで溝切り加工をしていきます。トリマーはビットや高さ調整で様々な形の溝切りや飾り面取りができるので、シンプ
ルな溝切りはあっという間に仕上がります。
今回のご依頼ではドライバーのようなスティック状の展示品を並べる為、それらを等間隔で固定するための穴を木工ドリルで開けていきました。
表情が仕上がっている部材への穴あけなので、ひとつずつ慎重にw 縁を欠けさせてしまうと材選びからやり直しになるので(;´д`)トホホ…
部材が揃えばいよいよ組上げ工程です。
それぞれの部材の位置関係や全体でのバランスや微妙なズレなどを確認し、場合によっては適宜修正加工を加えながら、
一番収まりの良い状態を決定してボンドとタッカーピン、ビスを使い分けて接合していきます。
こうして徐々に完成の姿に近づいてくると、テンションが上がりますね(´∀`)ワクワク
組上げてみると、古材独特の風合いをしっかりと出しつつも整った佇まいで、カッコ良さと上品さを併せ持った
とてもいい仕上がりとなりました。
オーダーメイドなので勿論世界にたった一つで、飾りたい宝物とのサイズ相性も抜群のディスプレイボックスです。
大切な逸品をディスプレイするほかに、お気に入りの雑貨や古い写真などを一緒に飾っても良さそうですね。
これで完成で、あとはアクリル板を彫り込んだ溝に合わせて取り付けるだけですが、今回は色合いを少し落ち着いた
感じにとのご依頼だったので、クリア塗装を施して色のトーンを少し濃く仕上げました。
無塗装バージョン、クリア塗装バージョンとどちらもめちゃくちゃカッコイイ仕上がりなので、このあたりはお客様
の好みで指定していただけたらと思います。
今回ご紹介したディスプレイボックスの参考価格は、、、
・ビンテージウッドディスプレイボックス (幅)580mm ×(高さ)900mm ×(奥行)135mm
フェンスウッド使用 背面合板ベース 棚2段 四方溝切り クリア塗装
※アクリル板は除く
¥65,000+税
今回製作したディスプレイボックスはサイズ・デザイン共にお客様からのご依頼に基づいたものになります。
設置したいスペースや中にディスプレイするものに応じて、お客様の描かれた図面を基にしたり、イメージをお伺いして
こちらでそれを形に落とし込んでいく事も可能ですので、お気軽にご相談ください。