フェイクビンテージウッドのモザイク柄天板【大阪で古材リフォーム】
2020/12/10
フェイクビンテージウッドのモザイク柄天板を製作【大阪で古材リフォーム】
在宅勤務で使用するワーキングデスクや飲食店での感染対策を考慮した座席配置の再検討など、新型コロナによる環境の変化
を機に、既存のスペースの遣り繰りの中で有効なサイズを最大限に活かせるテーブルやデスクのご依頼が増えています。
このブログでも取り上げる頻度が高いのがテーブル天板。ブレットジャパンではバーンウッドなどのアメリカ古材から新材を
使ったフェイクビンテージウッドまで、様々な板材を使ってオリジナルのテーブル天板を製作しています。
今回はSPF材を使ってデザインを楽しめる天板を作成しました。
ブラウン系で濃淡を出した部材をメインにしつつ所々にオレンジやホワイト、ブルーなどの明るい色を挟んで、ポップな
見た目の仕上がりを目指しました。天板のトップにくるSPF材は1×4(厚み19mm×幅89mm)を基本として製作し、
その組み方を変える事で一枚毎に表情の違う、遊び心のある天板です。
モザイク柄を構成する部材の張り合わせのパターンとして、今回は①一方向に流すパターン、②縦横ランダムに貼り合わせる
パターン、③V字になるように貼り合わせるヘリンボーンのパターン、この3種類を製作しました。
一方向のパターンは隣り合う色の相性のみを考慮すれば綺麗な仕上がりになりますが、縦横貼りが混在するパターンでは、色の
相性に加えて、部材4枚が同じ角で集まり十字が出来てしまうと全体で見た時の印象が崩れてしまいます。何度も組み替えては
俯瞰で見てまた組み直しての繰り返しをしながら、無事綺麗な組み合わせに辿り着きました。
もう1種類のヘリンボーンはお洒落な家具や店舗内装などで見掛ける斜めに並べる組み合わせのパターン。縦横に貼り合わせる
パターンでは、柄の組み合わせの順に並べて隙間などの歪みを絞めて接着剤とタッカーピンで固定出来るので、作業はスムーズ
なのですが、ヘリンボーンのパターン(特に今回のようなV字が複数並ぶようなケース)では、斜め同士の組み合わせになるた
めに接着剤とタッカーでは各部材を多方向から絞めながら同時に固定する事が難しく、結果として仕上がり時のズレや隙間が生
じてしまいます。。
この不具合を回避するために、先に部材を固定しやすい単位ごとに組んでいき、切りそろえたパーツを最終的に貼り合わせる方
法で天面の組み上げ作業を進めていきました。
部材の組み上げが完了したら、4辺の不要な部分を切り落として枠を取り付ける作業に移ります。
天板の枠では定番の留加工ですが、この合わせがズレると不格好になってしまうので、四隅が均等におさまるよう
目視で確認しながら微調整をして固定していきます。
枠材の取り付けが完了すると天板全体がぐっと引き締まったような印象になりますね。
今回使用したのは全て同じ幅(89mm)のSPF材ですが、並べ方のパターンを変える事で、印象の違う仕上がりになりました。
こういった製作品をご依頼頂く場合は、使用する材やサイズのご希望とあわせて、お客様のご要望、例えばブラウン系ベース
でキーカラーとしてこの色を入れたいとか、模様のパターンを同じにしたい(或いは変化を持たせたい)など、拘りたい部分に
ついてお伺いしたうえで細かな仕様等はお任せ頂き、製作を進めていきます。製作スタッフも毎回ご依頼頂いたご希望にあわ
せて知恵を絞りながら、愛着を持って使って頂ければとの思いを込めて製作しています。
今回のご依頼は天板のみでしたので、弊社所有のアンティーク商品を使って足を取り付け、施工イメージを撮ってみました。
今回製作したモザイク柄天板の参考価格は、、、
Fake Vintage Wood Top(SPF材製作)・(厚み)38mm(SPF19+背板合板12) ×(幅)700mm ×(奥行)750mm
カラーアソート(モザイク貼り)
¥36,000~+税
※サイズ、柄、使用材、仕様によって価格は変動します。
設置する空間に合わせてサイズや柄、色など自由に選べるのがオーダーメイドの良い所。
参考にしたいイメージ画像などをお持ち戴きましたら、より具体的なご相談やご提案も可能ですので、
お気軽にご要望をお聞かせくださいね。